子育てで自分を責めてしまうとき|うまく関われないと感じる理由
子育ての中で、
ふと自分の内側に気づく瞬間があります。
頭ではわかっているのに、
思っているようには動けない。
ちゃんとやっているつもりなのに、
うまくいかない、
何も変わらない。
むしろ、自分の関わり方のせいで、
悪化している?
そんな感覚が続いていませんか。
子育ては、自分の中にあったものを突きつけられる経験でもある
対人支援の仕事をしていると、
相談される方や支援者の方の話を聞きながら、
ふと自分自身の経験や感情が
重なってくることがあります。
「子育てって、
自分の中に実はあったものを、突きつけられる経験だよな…」
たとえば、
・「こんなふうにはしたくない」と思っていたことをしてしまう
・こんな感情が湧いてくることにびっくりする
・やってもやっても手応えがない
・母親として、愛情が足りないのではないかと感じてしまう
・うまくいかないのは、全て私のせいと思ってしまう
そんなことの連続だったなぁと、
今でも胸があたりがキュッとすることがあります。
子育て以外のところでは、なんとかやれてきていたのに。
そういうことは珍しくないのです。
子育てで苦しくなるのは、愛情や努力が足りないからではない
発達心理学を学んでいた時に講座を担当されていた先生が、
「発達を学ぶことは、自分の人生を振り返ることにつながる。
子育てを通して、自分を見つめ直すことにつながる」
そんなふうにおっしゃっていたことを、
学生の頃の私は、よく分かっていませんでした。
けれど、自分が看護学生に発達心理学を教える立場になり、
発達について話しながら、
自分自身のここまでの人生や子育てと
重ね合わせて考えることが自然と増えていきました。
そのたびに、
「先生、本当にその通りですね」
と、心の中で何度もつぶやいていたように思います。
子育てで思ったようにできないのは、
あなたや私の力が足りないからでも、
愛情が足りないからでもなく、
これまでの経験の中で身につけてきた反応や、
自分を守るためのやり方が
そのまま動いている状態とも言えるのだと、
今なら理解できます。
親であるあなたにも、「一緒に見てもらう経験」が必要なことがある
こうした感覚は、
一人で考えたり整理したりするだけでは
実は、変化しにくいことがあります。
自分を責める迷路にハマってしまうから。
子供に、寄り添う母親が必要なように、
親であるあなた自身にも、
その場で起きている感情や身体の感覚を、
一緒に見てもらえる誰かが必要です。
一緒に見てもらい、
その場で起きている感情や身体の感覚に触れられていくと、
「全部自分のせいだったわけではない」
そんな違う感じが少しずつ生まれることがあります。
ご自身のこととして
少し時間を取ってみたいと感じられた方は、
当オフィスのカウンセリングについてもご覧いただけます。
この記事を書いた人
町田美佳|臨床心理士・公認心理師|マチダ心理臨床オフィス(市ヶ谷・麹町・四ツ谷)
愛着や人間関係、生きづらさ、支援職の悩みなどについて、感情や身体感覚を大切にした心理カウンセリングを対面とオンラインで行っています。